モールオブエイジア

radical-do2011-11-01

2006年にマニラ湾の埋め立て地にできた「モール・オブ・エイジア(Moll of Asia)」。

1日かけても回りきれないくらい広いアジア最大級のショッピングセンターである。まるで大きな繁華街がひとつのモールに収まったような感じで、知らないとマジで迷子になる。

去年、ここを訪れて、これが今のフィリピンなんだなあ、と感心したものだ。

モール・オブ・エイジアには、海が見渡せるベイビューもあって、ちょっとした遊園地施設も作られ、子供たちの他、恋人たちのデートスポットにもなっている。数多くのレストランも並んでおり、天気が良いとマニラ湾の夕日を眺めながらロマンチックに食事ができる趣向である。さらに週末には花火も上がる。

中には様々なショップや飲食店、映画館の他、アイススケートリンクもある。料金はちょいと高めで、ほとんどの人は滑らずにリンクをただ眺めているだけだ。

テナントで入るショップも有名な店は価格が高い。多くの人は、家族や恋人とフラフラ、ただウインドウショッピングを楽しんでいるだけみたいである。

モール・オブ・エイジアを運営するシューマート(SM)は、マニラはもちろん、たくさんの地方都市でも店舗展開しており、フィリピンナンバーワンの中華系財閥である。やっぱり華僑はスゴい。

SMに対抗するのが、ロビンソンである。SMと同じく、あちこちに巨大ショッピングセンターを建てているが、SMと比べるとイマイチ。あまり人も多くなく、なんとなく雰囲気が暗くてダサい感じがする。それでもマニラのロビンソンはキレイで多くの人で賑わっているが。

ロビンソンがイマイチなのは、モールの中の服飾店の試着室に、上半身蛇の蛇男が出て、試着室に入った女の子をさらって食べるという都市伝説があるかららしい。まじめに信じてる子がいる(笑)。それでイマイチ若い子もロビンソンに行きたがらない。この都市伝説、実はシューマートが流したんじゃないか(笑)。

週末の映画館に行けば、SMとロビンソンの差がもっとわかる。SMは人気の映画を上映してて、行列ができ、立ち見が出るほどの人気。ところがロビンソンは、常にガラガラ。前に脚を投げ出してゆったり観ることができる。

オレが滞在する田舎町、GMAカビテには、クルマで20分くらいのところにSMがある。ここに行くとなると、女の子は念入りにメイクをし、お気に入りの服を着て出かける。あまり買い物することはないのだが、地元の子たちにとってはとりあえずトレンドスポットとなっている。


雪も降るアイススケートリンク↑

とにかくデカいモール・オブ・エイジア↑

人気のマキシーズレストラン↑