人の悪口

実は人の悪口って楽しい。盛り上がる。
当然、本人のいる前ではなく、いないときに言う悪口ほど楽しいものはない。
悪口で同意すると奇妙な連帯感が生まれる。仲間意識が生まれる。
悪口と言っても、バカとかアホとかいうような単純なものではなく、
本人を分析し、もっと多角的に創意と工夫を凝らして言う悪口ほど、面白い。
悪口のアイデアが湧くとうれしくなるものだ。
それは人間だったら誰もが持つ悪への愉しみへの強い欲望の表れと言えるだろう。
だから、悪口を言える相手がいないのは、実はとても孤独なのである。