時間は流れていない、遅刻なんか関係ないよ。

radical-do2007-03-05

最近、長いこと会ってなくて、突然夢に出てきた奴から翌日連絡があったり、小さい頃会ったきり、会ってなかった親戚を突然思い出したら、次の日亡くなったり、見えない糸で繋がってるんじゃないのか(←気持ち悪い)というような自分に大きな影響を与える出会いがあったり、奇妙な偶然が続くことが多かった。
 こんな個人の日常レベルのことから、フィクションが現実のものとなった大事故・大惨事(有名なタイタニックなど)、そして、そこに起きた様々な出来事まで、世界には驚くべき「偶然の一致」が起こっているらしい。
 なぜ、こうした神秘現象、奇妙な「偶然の一致」は起こるのだろうか?(ユングはこれをシンクロニシティ共時性〉と名付けた)


 
 宇宙論や物理学の本を読んでいたら、本当は時間は流れていないのではないか、という説があるらしい。我々人間は、時計をはじめ、明暗、寒暖(季節)などで、時間(歴史)は流れており、連続したものであるという認識を持っている。昨日があって、今日が来て、そして、寝て目覚めればまた次の日が来るという時間感覚のなかで生きているのは、それが人間が生きている世界にとってあらゆる面で都合がいいからだろう。
 しかし、時間の流れ(歴史)という概念は人間の頭の中にだけあるのであって、宇宙空間(世界)には実はそういう概念は存在しないというのである。
 つまり、あらゆる出来事はその時空間(?)にただ存在するだけで、流れていない。だから過去も現在も未来も同じ同一線上の空間にただ存在しているだけだというのである。これを「時間の非連続性」という。
 従って、人間がそれらの出来事に、何らかの原因により、共鳴(共振)することができれば、過去の出来事と繋がったり、さらに今現在の出来事が未来と繋がったりすることも不思議ではないということだ。
 結果、偶然の一致は決して偶然ではなく、起こりうること、ということである。
 ただ、過去や未来の出来事と共鳴するには、一種のトランス状態に陥ることが必要だとオレは思う。例えば、ある作家の書いた小説が何百年後かに現実のものになることがある(タイタニック)。そこでは作家の想像力と現実の出来事がうまく共鳴するという現象が起こっているのだ。その時の作家は多分、何かに書かされているような状態に陥っているのではないだろうか。よく優れた芸術家は、頭で考えて(身構えて)、さあ、やるぞと創作活動に取り組むのではなく、ある時、ふとスイッチが入って創作せざるを得ない状況に陥ると言うではないか。



と、こんなことを昨日一晩中考えていた。
いくら時間は流れていないと言っても、前の日寝れないとやっぱ眠いね〜