靖国を見た。。。

先日の有給休暇で、遅ればせながら、同志に借りたリ・イン監督のドキュメンタリー映画靖国 YASUKUNI」を観た。
右翼が騒ぐと上映を自粛したり、いろいろと物議を醸し出した映画だというから、どんなもんやと期待。


が、んーいまいちというか、まったく面白くねえな。
大衆の愚かさがわかるという点ではいいかもしれないが。
所詮、民度の低いチョン公、底が浅いよ。


ドキュメンタリーならば、刀匠だけでなく(これも全く不完全だが)、
ヤスクニにコスプレで現れる死にかけ老人どもの日常まで徹底的に追ってほしかった。
なぜ、老人どもが8月15日にヤスクニに来るのか?
その老人の思想形成の背景にあるものを解明するような、老人の内面に迫った作り方をしてほしいね。
ただ、老人どものパフォーマンスを映したからって、それが一体何になるの?


これじゃー単にヤスクニコスプレ大会の紹介だよ。



しかし、何だ!この老人臭ぷんぷんの映画は!加齢臭と線香の匂いが画面から漂ってくるようだ。若さも希望もないね。



ヤスクニは死者のためにあるのではなく、ヤスクニに思いを持った生きている老人どものためにあるのだな。
なぜなら英霊なんてそんなもんはないからだ。


まあ、年に一度のコスプレ大会(同じ時期にコミケもあるよねー)、そこで老人どもが満足するなら、あってもいい。
ヤスクニは老人どものアイデンティティなんだね。



ヤスクニの集会で、キモヲタ左翼(?)の乱入に対し、「中国へ帰れ!」と連呼していた老人は、
日本の文化とされているもののほとんどが中国のものまねであることを知っているのだろうか?



日本なんて、大昔は中国の属国、明治維新から西洋の属国、戦後はアメリカの属国、
日本のアイデンティティなんてないに等しい。
あるとしたら江戸時代くらいかね。でも、武士道もほとんどは中国のものまねだしね。



国が戦争する理由はたったひとつ。
国益のためだ。
ヤスクニをはじめとするイデオロギーなんて愚かな大衆を納得させるための材料でしかない。





「このままいったら『日本』はなくなってしまうのではないかという感を日ましに深くする。日本はなくなって、その代わりに、無機質な、からっぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜け目のない、ある経済大国が極東の一角に残るであろう」by三島先生

三島先生が予言するずーっと前から日本はこういう国だ。






そういや昨日、会社のある大塚駅で右側に中核、左側にブントが陣取ってビラ配りしてた。なんか変な感じ。。。