松尾詣で
元中核派全学連委員長、日本最大の過激派である革共同・中核派の実質ナンバー2であり、破防法被告であった松尾真氏(現在、御年60歳)を訪ねて、松尾氏が住む長野県栄村に行ってきた。
現在、松尾氏は、すでに中核派をお辞めになり、京都精華大学の准教授である。
栄村に移住し、山里の価値を見つめる異色の研究者となっている。
栄村は日本一の豪雪地帯。当然辺り一面雪景色。
空気も水もとてもおいしい。誰しもこんなところで悪さをしようとは思わなくなるだろう。
松尾氏は、東京からレンタカーで5時間かけてわざわざ出かけて行った我々、法政大学OB、現役学生ら5人を暖かく迎えてくれた。
まずは、松尾氏主催の栄村役場でのシンポジウムを拝聴する。
村人を前にマイクを使わず熱心に説明する松尾氏の姿は、まさに20数年前に法大で拝見した松尾中核派全学連委員長のオルグ演説そのものだった。
松尾氏が紹介してくれた宿、吉楽旅館で、現在の仕事から将来のこと、栄村のこと、当時の活動裏話まで、会談は実に5時間に及んだ。
内容は、あまりにも恐れ多くて書けないが、なぜか納得させられた。
松尾氏はホントのエリート、指導者なのである。
我々は、松尾信仰者にならざるを得ないような状況になってしまった。我々は、栄村で神を見た。松尾氏はやはり正しかったのだ。
現実的には、松尾氏に以下のことを教わった(同志ヨセフの日記から)。
1)市場原理主義や新自由主義ではなく、資本主義を批判せよ。
2)近代化以前に人々がもっていた知恵を学習せよ。
3)田舎に大学を建設せよ。
4)「都会のサラリーマン」ではない生き方を創出せよ。
さて、今度は、我々に何ができるか、何をやるべきかだ。
トマトの国の温泉も(全身にタトゥー入ってても全然平気だった)、信州の隠れた名店の手打ち蕎麦(長野県警に追われた)も、
山菜や魚の宿の飯も、何もかもがサイコーでした。近年まれに見るいい旅行でした。
最終日、長野市内に戻り、善光寺参りから川中島古戦場と松代城跡地探訪を行い、帰路についた。
そして、最後の大仕事、わざわざ船橋のファミレスまで行き、俺のマドンナにお会いし、お土産を手渡したのでした。
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